私は、茨城県日立市に住んでいますが、兄弟姉妹が全国にちらばっているので、数年前から、順番にそれぞれの地域の観光案内をしてきました。 今年は、私の番で茨城県の観光案内です。茨城ならば、国民宿舎では全国で一番人気と言われている「鵜の岬」に是非宿泊すべきであると考えました。この国民宿舎は、予約が最難関であるとの噂でした。ホームページで調べると3ヶ月前の初日の8時30分に受付開始するとありました。「鵜の岬」宿泊は、9月15日(水)を予定していたので、6月1日が受付開始日です。 6月1日、5時起床、準備開始です。悪くすると1時間以上のダイヤル操作が予想され、いちいち数字をダイヤルしていたのでは、疲れるので、電話を短縮ダイヤルに設定することにし、" * "を押し次に" 0 "を押すと「鵜の岬」に自動ダイヤルするよう設定しました。試行してみましたが、「話中」でつながりません。 どうやら、8時30分までは、「話中」に設定されているようです。 予約が難しいことが評判ならば、予約開始時間の誤差は、1〜2秒以内に設定されているはずと推測しました。10秒も違ったら必ずクレームがいっているはずだと。そこで、目の前のパソコンの時計を標準時にピタリと合わせ時間が来るのを待ちました。 8時30分の30秒前、ダイヤルしてみましたが、 案の定「話中」でした。そこで、何秒前にプッシュ・ボタンを押すべきかいろいろ考えているうちに時間が来ました。10秒前、5秒前、3秒前、2秒前、プッシュしました。結果は? なんと「こちらは、NTTです。只今大変混みあっていますので、後ほどおかけ直しください。」とのアナウンス、「失敗だ! タイミングが1、2秒遅かったか?」と。「でも、30分も掛け続ければ、つながるだろう。」と考え、10〜15秒おきにダイヤルしました。30分経過、つながりません。1時間経過、つながりません。2時間経過、だめです。 10〜15秒おきにボタンを押すだけですから、とりとめもないことをいろいろと考えます。あまりにもつながらないので、「NTTは、再ダイヤルには、ある程度時間を置かないとつながらないように設定しているのではないか。もう少し時間を置くべきではないか。これをやろうと思えば、技術的には難しくないな、でも、これをやっているならば、当然どこかにアナウンスしておくべきだ。このようなアナウンスは聞いたことがないので、やってるはずがない。」などなど。 そのうちトイレに行きたくなったので、家内に代わってもらい、こういうときに案外つながるものだと期待しましたが、だめでした。 12時を廻りました。3時間半経過です。12時半で4時間です。つながったとしても、もはや予約満杯ではないかと懸念するようになりました。諦めムードが濃厚になり、4時間経過の12時30分になったら止めようと決心しました。 5分前、つながりません。3分前、つながりません。2分前、だめです。いよいよだめかと観念していたところ、1分前、なんと不思議!、つながったのです。 開口一番「もう予約は満杯ですか。」と発声。「いえ、休前日と土曜日は、ほゞ満杯ですが、平日はまだ空いています。」との返事、さっそく、2部屋予約しました。それにしても、4時間もダイヤルしダイヤル断念わずか1分前につながったとは、不思議でなりません。神様は、まだ私を見放していなかったようです。 夕方、5時頃、興味本位にダイヤルしてみました。ダイヤル集中が緩和されたのでしょうかNTTのアナウンスはありませんでしたが、依然として「話中」でつながりません。3回かけてみましたが、だめでした。 夜、8時頃、インターネットで予約状況を見たら、「平日は、まだ、少々空きがあります。」と記載されていました。それにしても、わずか1日で1ヶ月分の予約がほゞ満室になるとは、その人気の高さに驚愕するだけでした。 幸運にもダイヤル断念1分前につながり予約できてよかったものの、反省するに「絶対に途中で諦めてはいけない、やるならばなんとしても最後まで。」と痛感しました。 2日目の宿泊は、「鵜の岬」と同等の宿であると噂されている大洗の「鴎松亭」 を考えていました。「鵜の岬」の予約が終わったところで、「鴎松亭」に電話したところすぐにつながり予約することができました。あとからわかったことですが、9月16日の予約は、私が一番だったため、一番良い部屋が割り当てられたとのことでした。 以上で予約奮戦記は終わりですが、茨城の観光地は、どんなところがあるだろうと考える人もいると思いますので、車で2泊3日で廻ったところを紹介してこのページを終わります。
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