志摩国一宮 伊射波神社、伊雑宮


 志摩国一宮は、伊射波神社(いざわじんじゃ)と伊雑宮(いざわのみや)の二社である。共に一宮を名乗っているが、いろいろな資料によると伊雑宮が正規の一宮のようである。

伊射波神社
 伊射波神社の所在地は、三重県鳥羽市安楽島町1020であるが、通常の地図には、神社は表示されていない。安楽島町の加布良古崎の先端に近いところにある。
 祭神は以下の4柱である。
 ・稚日女尊(わかひめのみこと)
 ・伊佐波登美命(いざわとみのみこと)
 ・玉柱屋姫命(たまはしらやひめのみ
  こと)
 ・狭依姫命(さよりひめのみこと)

 伊射波神社を参拝しようと調べたところ、この神社は、非常に不便なところに位置していることがわかった。一宮と言われる神社がなぜこのような不便なところにあるのだろうかと疑問に思った。私は、プロアトラスSV7という地図ソフトを使っているが、このソフトには、伊射波神社は、記載されていないし、道の記載もない。インターネットで、yahoo!地図、ゼンリン地図、google地図を見ると伊射波神社は記載されているが、道の表示はない。国土地理院の25000分の1の地図で、ようやく道路は、破線で表示されていた。行き方を検討した結果、電車で志摩赤崎まで行き、その後は歩くことにした。志摩赤崎から伊射波神社まで約5kmである。
 2012年4月18日朝、宿泊した松阪のホテルを発ち、近鉄線急行で鳥羽まで行き、鳥羽で近鉄志摩線に乗り換えて志摩赤崎駅に8:23に着いた。そこから歩き出し、安楽島橋を渡って安楽島町に入り地図に記した矢印の経路で伊射波神社へ向かった。「かめや」という温泉宿を過ぎると狭い山道になったが、コンクリートで舗装してあった。右手の所々で海が見えた。進んで行くと鎖で通行止めがしてあり、「右手前方下の鳥居をくぐってお参り下さい。」という注意書きが架かっていた。指示に従って海岸の方へ降りて行くと鳥居があった。これが、一の鳥居である。


志摩赤塚駅

安楽島橋を渡って安楽島町へ

東側の港に出た

温泉宿かめやに着いた

かめやからは、道は細くなった

海岸縁を通る 左に道が見える

「右手前下方の鳥居をくぐって‥‥」と

一の鳥居

 一の鳥居をくぐって坂道を7分程度登って行くと二の鳥居があり、二の鳥居から2分程度で伊射波神社に着いた。9:35であった。志摩赤崎駅を出てから70分経過していた。神社は、非常に質素でこれで一宮かと疑問に思った。拝殿で参拝した後、裏に回って本殿を拝見した。


二の鳥居

伊射波神社に到着

三の鳥居と拝殿

本殿

 伊射波神社から岬の先へ250mほど進んだ場所に海上安全守護神の領有神(うしはくがみ)の神体石があるというので行ってみた。また、その近くに水平線に昇る日の出遥拝所があるというので行って東方を見たが、樹木が茂っており狭い範囲しか見えなかった。


海上安全守護神の領有神

日の出遥拝所から東方を見る

 参拝後、来た道を帰り志摩赤崎駅に着いたのは、11:14だった。この後、もう一つの一宮である伊雑宮へ向かった。

伊雑宮
 伊雑宮の所在地は、三重県志摩市磯部町上之郷で、近鉄志摩線で近鉄鳥羽から9番目の上之郷駅の西方約300mのところにある。この神社は、皇大神宮(伊勢神宮内宮)の別宮の一社であり、祭神は、天照坐皇大御神御魂 (あまてらしますすめおおみかみのみたま)である。
 2012年4月18日、伊射波神社を参拝した後、志摩赤崎駅で近鉄志摩線の電車に乗車し約20分で上之郷へ着いた。上之郷駅は、無人の田舎駅でホームから周辺を見渡すことができた。伊雑宮の方向を見ると神社らしい森が見えた。駅から徒歩5分程度で神社の入口に着いた。神社は、石垣で囲われ入口を入るとすぐに木製の鳥居があった。鳥居をくぐった左手に手水舎があった。手水舎で清めた後、右手の参道へ入った。少し歩くと社殿に着き拝殿で参拝した。伊雑宮は、皇大神宮の別宮なので、造りは皇大神宮と同じであり、非常に質素である。社殿に向かって左側に遷宮敷地があった。


上之郷ホームから神社方向を見る

上之郷駅 無人の田舎駅である

神社入口

神社入口正面から

左手に手水舎 右手が参道

参道 奥に社殿

拝殿と本殿

拝殿を正面から

遷宮敷地 右は本殿

本殿

 参拝後は、二見浦に寄り、夫婦岩を拝見した。この日は、前日留まった松阪のホテルでもう一泊し次の日に日立に帰った。夫婦岩の写真を下に載せておく。(2012/06/19)


二見浦の夫婦岩