インターネットエクスプローラでリンク先が白紙

Windows 7 に於けるトラブル

 2011年12月、EPSON製のデスクトップパソコン(Windows 7)を購入しました。私の通常使うブラウザは、firefoxなので、気が付くのが遅くれましたが、32bitのインターネットエクスプローラ(以降 IE11と書く)で「新しいウインドウで開くリンク(target="_blank"指定のリンク)」は白紙になることに気付きました。64bitでは、正常でした。
 EPSON DIRECTに問い合わせるも、この種のトラブル経験がなかったためかまともな対応をしてくれませんでした。 ネットを調べてもわからないので知人に聞いたところ、下記のページを教えてくれました。

 http://www.kininarubox.com/2011/11/windows7_ie8_link_not_open.html

 IEの設定部分のレジストリが壊れているのが原因であるとあり、この解決提供元は、下記ページです。英語ですが、原語は、ドイツ語のようです。

 http://iefaq.info/index.php?action=artikel&cat=42&id=133&artlang=en

 トラブルは、「リンクが開かない」ということでしたが、白紙になるのも同じ原因だろうと考え、上記サイトから、ie8-rereg.32on64.zipをダウンロードし、解凍後、管理者として実行しました。そして再起動したところ、見事に修復されていました。
 本件は、EPSON DIRECTに教えてやりました。
 友人がNECのノートパソコンを3台購入(私用と公用)し、3台とも白紙のトラブルが発生していましたが、3台とも上記の実行で修復しました。

Windows 10 に於けるトラブル

 先の報告で2016年12月2日にヤフオクでノートパソコンを購入しましたが、IE11でリンク先が白紙になることを書きました。以下、この修復状況について述べます。

(1) 上記の方法の実施
 Windows 7と同じ現象なので、上記の方法で修復できると考え実行しましたが、残念ながら修復できませんでした。このパソコンは、Windows 7からWindows 10にアップグレイドしたものですが、Windows 7のとき同様な現象が発生していたと考えられます。Windows 7のときに上記の方法で修復しておけかよかったと思いましたが、あとの祭りです。
(2) ネットにあった解決策1
 ネットを調べていたら下記のページが見つかりました。

http://dsstation.sakura.ne.jp/report/ie_white/index.html

 この中に下記をコマンドプロンプトを使って実行するように書いてありました。

%SystemRoot%\System32\regsvr32 "%programfiles%\Internet Explorer\ieproxy.dll"
%SystemRoot%\Syswow64\regsvr32 "%programfiles(x86)%\Internet Explorer\ieproxy.dll"
%SystemRoot%\System32\regsvr32 /i /n ieframe.dll
%SystemRoot%\Syswow64\regsvr32 /i /n ieframe.dll

 そこでコマンドプロンプトを開いて実行しましたが、エラー表示が出て実行できないのです。
 この記述は、何を意味しているのよくかわかりませんが、少なくともInternet Explorerフォルダの中にあるieproxy.dllへのコマンドであると考えられます。そこで、Internet Explorerフォルダの中をみたところ、ieproxy.dllが入っていないのです。入っていなかったらエラーが出るのは、当たり前です。どうしようもないので、このまま放置しました。

(3) ネットにあった解決策2
 その後、ネットでいろいろ調べていたらanswers.microsoft.comのあるページのすべての返信(8) の中に下記の記述がありました。

以下、自己責任で。

%SystemRoot%\System32\regsvr32 "%programfiles%\Internet Explorer\ieproxy.dll"
%SystemRoot%\Syswow64\regsvr32 "%programfiles(x86)%\Internet Explorer\ieproxy.dll"
%SystemRoot%\System32\regsvr32 /i /n ieframe.dll
%SystemRoot%\Syswow64\regsvr32 /i /n ieframe.dll

Windows10 Home 64Bit(プレインストール版) の環境で、上記をコマンドプロンプト(管理者権限)で実行したが、上の2つにエラーがでてうまくいきませんでした。

-----------------------------
RegSvr32
モジュール "C:\Program Files\Internet Explorer\ieproxy.dll" の読み込みに失敗しました。
バイナリが指定されたパスに格納されていることを確認するか、バイナリまたは依存 .DLL ファイルに問題がないかを調べてください。
指定されたモジュールが見つかりません。
-----------------------------

ieproxy.dll を探してみると、System32とSyswow64内にそれぞれあることがわかったので、

%SystemRoot%\System32\regsvr32 "%SystemRoot%\System32\ieproxy.dll"
%SystemRoot%\Syswow64\regsvr32 "%SystemRoot%\Syswow64\ieproxy.dll"

のように書き換えたところ、改善しました。

なお、

System32の中にあるieproxy.dll → コピー → Program Files\Internet Explorer
SysWOW64の中にあるieproxy.dll → コピー → Program Files (x86)\Internet Explorer

ieproxy.dll をそれぞれ、Internet Explorerフォルダ内へコピーして、はじめのコマンドを再実行してもうまくいきました。

通常は、Google chormeを使ってますが、どうしてもIE使いたいときもあるんですよねー。

 これは、要するにieproxy.dllがあるフォルダを指定して実行することです。やってみました。修復できました。よかった!
 以上でリンク先の白紙は解決しました。皆さんの中に同じ現象があったら実施してみてください。

(2017/03/07)

追記

 2017/9/15、windows10の更新プログラム KB4038788 の更新時、再起動するも途中で動かなくなり更新できなくなりました。強制終了を行っていろいろいじっているうちに、windowsを初期状態に戻せとの表示が出るのです。仕方がないので、1.5時間程度かけてwindowsを初期状態に戻しました。すべてのアプリが削除されたので、2日かけてアプリを再インストールしました。
 IE11は、Defaultでインストールされているので、再インストールは、不要ですが、チェックしたところ、新しいページで開くリンク(target="_blank")先が白紙で上記の不具合現象と同じでした。
 改善は、上記と同じ操作をやればよいと思って、スタートボタンを右クリックするもVersion1607までにはあった「コマンドプロンプト(管理者)」がないのです。代わりに「windows PowerShell(管理者)」になっていました。管理者として実行するコマンドプロンプトを探すもどこにあるかよくわからないのです。windows10のVer.1703では、コマンドプロンプトは、windows PowerShellに代わっているというので、「windows PowerShell(管理者)」を開いて、上記の改善法を実行しました。ところが、エラーが発生して改善できないのです。
 IE11が以前と変わったのかと心配になりました。コマンドプロンプトでやり直してみるべきと考え、「コマンドプロンプト(管理者)」を探し出して実行したところ、改善できました。よかった、やれやれでした。コマンドプロンプトとPowerShellは、かなり異なるようです。
 スタートボタンをクリックしてソフト一覧を見ると、「windows システムツール」の中に「コマンドプロンプト」がありますが、管理者としての実行がないのです。ところが、「コマンドプロンプト」を右クリックし「その他」をクリックすると、「管理者として実行」がありました。Microsoftは、Versionが変わるたびに画面を変えるので、我々は大変です。(2017/09/20)

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