早々とSSDのトラブル発生

2021/6/10

トラブル

 ノートパソコン(Let's note CF-N9)は、2021/5/27にSSDに換装した。このノートパソコンは、居間に置いていたが、動作が遅いのであまり使っていなかった。ところが、SSDに換装したら動作が軽快になったので、ネットを見る程度であるが、毎日使うようになった。
 ところが、6月9日(SSD換装から13日後)、マウスを操作している途中でパソコンが停止した。再起動するも途中で停止し起動できなくなった。再起動を数回やっていると、0xc0000225 というエラーが表示された。ネットでこのエラーコードの原因を調べると"システムファイル破損 / 不足、ディスク構造が壊れた"などの状況が発生すると表示されるとあった。対応は、リカバリーディスク使用などあったが、とてもできそうにない処理であった。
 SSDのどこかが壊れているのであるから、再フォーマットし、クローン化をやり直せばよいと考えた。

対応

  1. まずは、パソコンからSSDを取り出しSSDを初期化することである。再フォーマットでは、パーティションは消えない。ネットでいろいろ調べた結果、コマンドプロンプトでcleanにすることにした。参考にしたサイトは、下記である。

    OSの入っていたSSDをEFIや回復パーティションも含めて初期化する方法

  2. clean all でclean化が始まるが、なかなか終わらないので、途中で止めたりした。clean化は、全てのフラッシュメモリに 0 を書き込むので相当な時間が掛る。SSDは、120GBであるが、clean化に約2時間を要した。
  3. パソコンに以前に外したHDDを入れ、正常に動作することを確認すると共に更新を行った。
  4. フリーソフトMiniTool ShadowMaker Freeを使ってクローン化を実施した。クローン化に約2時間を要した。
  5. クローン化後、HDDを抜き、SSDを換装した。起動したところ正常に立ち上がった。ベンチマークテストを行ったが、前回とほゞ同じだった。下に前回との比較で載せる。

    • 前回
    • 今回
  6. 以上で正常に戻ったが、不良原因は何だっただろうか。Amazonで一番安いものを買ったので、たまたま悪いものに当たったのだろうか。ADATA社は、台湾の第二のメモリメーカであり、悪いメーカではないと思うが。
    使用したSSDは、外枠がプラスチックであるから冷却が悪い。そのために温度が上がって劣化したのではないだろうか。
  7. ネットで調べると、HDDやSSDの状況は、CrystalDiskinfoというフリーソフトでわかるという。 そこで、窓の杜からダウンロードしてインストールした。

    窓の杜のCrystalDiskinfo

  8. 早速、CrystalDiskinfoを実行したところ、下の画面が表示された。

    項目名を見てもよくわからない。「健康状態」と「温度」を見るだけでよいという解説もあった。48℃であったが、何もしないで放置するだけで温度は、54℃まで上がった。せっせと読み書きをすれば、どんどん上がって行くと予想される。SSDの温度上限は、60℃〜70℃と言われている。
  9. 6/11朝、N9とN10の電源投入後の温度を調べたところ、下図となった。N9の温度は、N10より約7℃高い。パソコンの構造は、同じである。N9に使ったSSDは、ADATAの120GB、N10に使ったSSDは、ADATAの240GBで、容量が異なる。容量が大きくなると温度上昇も大きくなるので、温度上昇をを抑えるよう設計されているのだろうか。この温度上昇状況をみるとN9の方が、故障しやすいように思えてならない。

  10. HDDは、温度上限は50℃である。CrystalDiskinfoは、今回初めて使ったので、ディスクトップパソコンでも計測したみたところ、下図であった。重要なC:ドライブは、「注意」になっており寿命が近そうである。バッファロー製の外付けHDDは、温度51℃で赤マークになっていた。このパソコンは、9年半使用しておりそろそろ寿命である。でも、C:ドライブは、SSDに換装してみようかと思っている。

  11. 今後は、温度に注目して監視していくが、そのうちに起動不良が再発するだろうか。もし、再発したらCrucialのSSDに交換してみることにしている。

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