ディスクトップパソコン HDDからSSDへ換装

2022/1/16

1.常時使用のディスクトップパソコンの問題点

 常時使用のディスクトップパソコンは、EPSONのEndeaver TY5000S で CPUは第二世代の i7、メモリは 8GB である。2011年12月8日に購入しているから、10年と1ヶ月経過している。先行機も EPSON であったが、9年7ヶ月で電源が壊れ寿命となった。今のものは、いつまでもつか、少なくともあと3年はもってほしいと思っている。
 通常の使用では、早くはないが、無難に使っていた。一番問題なのは、電源を入れてからの立ち上がりが遅いことである。このパソコンには、沢山のアプリをインストールしているが、最後にSkypeが立ち上がる。このSkypeが立ち上がるまでに約10分もかかった。このため、スイッチを入れた後は、15分程度はパソコンから離れ別の事をやっていた。また、朝、起動すると電源は入れパナしにし寝る前 23時頃シャットダウンしていた。
 以上のような状況であったが、10年を経過したので、失敗して使えなくなってもよいからHDDをSSD化してみることにした。

2.HDDからSSDへ換装

  1. 先に Let's note CF-N9 と CF-N10 のSSDへの換装に成功し動作が画期的に早くなり大きな満足感を得たので、ディスクトップパソコンもそのうちに SSD化しようと思って、その頃(2021年6月頃)に Crucialの500GB MX500 SSDを購入した。3.5インチHDDのところに取り付ける必要があるので、2.5インチ→3.5インチブラケット(398円)も購入した(下図参照)。

  2. 1月13日、MiniTool ShadowMaker Free を使ってSSDにクローン化した。クローン化容量は、303GBであったが、1.5時間で完了した。
  3. 購入していたブラケットには、SSDはブラケットの中央にしか配置できない。HDDが1台しかない場合は、問題ないが、今回換装するパソコンは、HDDが2台付いているので、3.5インチHDDの端子位置とずれが生じる。これでは、使えないので、SSDを横にずらす必要があるが、SSD取付部が2mm余突出しているため、穴を空けても簡単には取付できない。(下の写真は、わかり易くするため、裏表関係は適当である。)
  4. そこで、突出部のないブラケット(390円)を Rakutenに発注した。突出部がなければ、穴をあけて横にずらすことが出来る。

  5. 注文しても入荷は後日なので、ネットでいろいろ見ていたら、3.5インチHDDと同じ大きさで、SSDは、中央に配置するが、端子は、3.5インチHDDと同じ位置になるブラケット(下図参照)が目に留まった。940円である。早速発注した。

  6. 15日昼に2つのブラケットが入荷したが、3.5インチHDDと同じ大きさのブラケットを使用することにし、SSDを取り付けたところ、スムーズに取り付けができ、固定ねじ穴もきれいに一致していた。ピタリの製品であった。
  7. パソコンを停め、横蓋を開いて、HDDに接続されているコネクタを外した。10年も経過しているので、電線は、硬化していると思っていたが、意外に柔らかかった。次にHDDが取り付けられているボックスを外し、交換対象のHDDを外し、SSDを装着したブラケットを取付けた。このブラケットは、HDDと外形は同じなので、簡単に交換できた。
  8. HDD取付ボックスを元に戻し、プラグを挿入したが、端子位置は変わっていないのでスムーズに挿入できた。取付けた状態を下に示す。

  9. 横蓋を取り付け換装完了である。
  10. 電源のメインスイッチを入れ、パソコンのスイッチを押した。EPSONのロゴが現れ順調に起動した。起動のチャイムがなったときは、24秒であった。そして、Skaypeが立ち上がったときは、45秒であった。これには驚いた。いままでは、10分かかっていたのである。
  11. その後、いろいろ操作してみたが、軽快に動作した。

3.ベンチマークテスト

 CrystalDiskMark 8 を使ってベンチマークテストを行った結果を下に示す。HDDの結果は、昨年の5月に測定したものである。

 結果は、見ての通りである。シーケンシャル読込・書込は、5倍程度早くなっているが、ランダム読込・書込は、71〜245倍速くなっている。なお、このパソコンのシリアルATAのRivisionは古く2であるが、3ならば、上記の倍は、早くなっている。
 今後、このパソコンで気分良く操作できるので、大満足である。

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