17.菅内閣に期待できるか、いや更に悪くなる(R02/10/3)

 菅内閣が発足したが、期待できるだろうか。安倍内閣を引き継ぐといっているが、安倍内閣では、デフレから脱却しないで、デフレ下では絶対にやってはならない消費税の増税を2回も行い日本の劣化を促進させた。三橋貴明氏の分析によると、あのどうしようもない民主党政権のときより経済は、悪くなっており、人口減少を最も促進した内閣であったという。
 チャンネル桜などの情報によると、菅氏は、竹中平蔵とデビット・アトキンソンの信者であるという。二人ともグローバリストであり、この二人の言うことを実行したら、今以上に日本は、劣化していく。
 竹中平蔵は、小泉政権時代にプライマリーバランス黒字化を導入した緊縮財政主義者であり、彼の意見に従っていたら日本を劣化させるだけある。
 デービッド・アトキンソンは、日本の中小企業の生産性が低いから経済が停滞しているという。中小企業を再編して大きくすれば、生産性が上り景気が回復すると言っている。菅首相は、これを信じて中小企業基本法を改正しようとしている。これを実行したら日本の中小企業は、解体されガタガタになるだろう。
 そもそも中小企業の生産性が低いのは、デフレでものが売れないからである。生産性向上は、第一にデフレからの脱却である。デフレからの脱却は、大幅な財政出動が必要であるが、菅内閣は、構造変更(構造改革とは言わない)だけやり財政出動はやらないだろう。
 菅内閣は、安倍内閣以上に日本を劣化させるに違いない。