月見草
数年前にある友人から月見草を一鉢もらいました。この月見草は、メキシコ原産で江戸時代末期に鑑賞用として渡来したようです。月見草は、夕方になると、4弁の真っ白い花を咲かせます。非常に清楚な花です。
2017/6/17 18:43
この花は、翌日の朝になるとピンク色に変わり夕方には、萎んで赤くなってしまいます。
したがって、毎日、新しい花を見ることになります。通常の花は、数日は、変わりませんが、月見草は、毎日変わり、しかも見ている目の前で花弁を開いてくれますので見応えがあります。
花は、5月初旬から10月中旬まで咲いています。咲くのは、夕方の酉(とり)の時刻なので、酒の時間です。シャワーを浴びた後、ビールを飲みながら開花を見ていると心が和みます。花は、白くて清楚なので尚更です。
花が終わるとすぐに種子が成長しますが、連続してきれいな花を咲かすために、翌日には、花と一緒に種子も摘み取っています。9月に入ると摘み取らないで種子ができるようにしています。
1鉢だと咲かない日もあるので、種をとり翌年3月に蒔いて鉢を増やしました。この花は、多年草ですが、あまり丈夫ではなく、3年目の鉢は、冬を超さないものがあります。そこで毎年種を蒔いて育成しています。月見草は、日本の環境に合わないため雑草化することはなく、全国的にはほとんど消滅していると言われています。
これに対して、月見草と間違えられる待宵草(マツヨイグサ、花は黄色)は、嘉永年間(1848年〜1853年)に南米(アルゼンチン、チリ)から、観賞用としてもたらされましたが、日本の環境に合い雑草化しています。太宰治の「富嶽百景」の中の「富士には月見草がよく似合う」の月見草は、待宵草が正しいようです。
以下の写真は、花の時間的変化を示したものです。
2017/6/24 18:40 開花状況 真っ白です。実に清楚です。
翌朝 5:24 ピンク色が出て来ています。
翌朝 10:00 ピンクが強くなっています。萎んで赤くなったものもあります。
花を見ていると、つぼみは徐々に開き、あるところでパッと開き、その後は徐々に全開して行きます。
下の動画を見てください。スタートしたら、真ん中の半開きのつぼみを見ていてください。
上の画像と動画は、2017年のものですが、2019/6/26撮影の写真を下に示します。
2019/6/26 19:07
ネットのページ
ネットには、月見草のページがありますので、下に紹介しておきます。
http://www.azami.sakura.ne.jp/yasou/w/tukimisou.htm
https://www.boomup.co.jp/tsukimiso/
種子の提供
私は、月見草を大いに気に入っています。
もし、育ててみたいので種子が欲しいという方は、連絡先メールで氏名と住所を連絡ください。郵送します。
種子は、胞子のまま送りますので、胞子を開き種を取り出しこれを蒔いてください。
この原ページは、高校同窓会のホームページに掲載(2017/10/13)していますが、同窓会以外の人に説明するために、内容を少し変更・追加してこのホームページに掲載しました。(2019/6/26)