河内国一宮は、Wikipedia によると2社あり、東大阪市の
枚岡神社(ひらおかじんじゃ)と枚方市の
片埜神社(かたのじんじゃ)である。河内国は、南北に縦長で枚方市と東大阪市の間には、交野市、寝屋川市、四条畷市、大東市があり、枚岡神社から片埜神社への移動は簡単ではない。時間の関係でそれぞれ別な日に参拝することになった。
2012年2月15日、大鳥大社を参拝した後、阪和線で天王寺へ、環状線内回りで鶴橋へ行き、鶴橋から近鉄奈良線で枚岡へ行った。枚岡に着いたのは、9時40分頃であった。
枚岡神社は、枚岡駅の東側の坂上に鎮座していた。官幣大社であったため参道は、立派である。
2012年2月19日朝、宿泊した江坂のスーパーホテルを発ち、淀屋橋で京阪電車に乗り枚方市の牧野駅へ、8時半頃、牧野駅に着いた。片埜神社まで1kmもないが、地図を見て近道をしようと思って歩き出したが、途中でわからなくなった。先方から歩いて来た初老の男性に「かたの神社はどこですか。」と聞いたところ、詳しく教えてくれた。「片埜」という字も「交野」という字も初めて見る人は正しく読めないが、やはり地元であり「かたの神社」を即座に理解してくれた。地元の人は、「かたの」と音で覚えているのだろうか、それとも「片埜」と漢字も頭に入っているだろうかといろいろ考えながら神社へ向かった。
8時40分頃、片埜神社の東門に着いた。東門から入ると鮮やかな朱に塗られた本殿が目に留まった。
枚岡神社の看板には「河内国一之宮」と書いてあったが、片埜神社では、写真から判るように「河州一の宮」と書いてある。河内国は、別名河州と言われ同じであるが、同じ名前の一宮が二ヶ所にあるのを避けるため「河州一の宮」にしているのではないかと感じた。(2012/04/27)