美濃国一宮は、岐阜県不破郡垂井町宮代峯1734−1にある
南宮大社である。東海道本線垂井駅の南方約1kmのところに位置している。南宮という名前は、美濃国の国府(垂井町府中にあった)の南方にあったため南宮と称するようになったといわれている。
2012年3月19日、備前の安仁神社を参拝した後、新幹線で京都まで行きあとは快速電車で大垣駅へ、垂井駅には、コインロッカーがないので、大垣駅に荷物を預け垂井駅に引き返した。
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高さ21mの大鳥居 |
垂井駅では南口から出て南行し東海道新幹線をくぐった後西行し県道257から南下する道路に出たところ、北側に大鳥居が見えた。高さ21mで全国で9番目のようだ。一番高い鳥居は、現在のところ熊野本宮大社の33.9mのようだ。更に南へ進んで駅から歩くこと約10分で南宮大社の入口に着いた。旧社格は国幣大社であったためであろうか入口は立派であった。遠方に朱に塗られた楼門が見え堂々たる風格を感じた。
入って行くと右方に御由緒を記した看板があった。御祭神は、金山彦大神とあり、由緒書きは、
『御鎮座は古く人皇十代崇神天皇の御代と伝えられ国府から南方に当たる故南宮大社と称せられている
古来金宝の守護神破魔除災の神と御神威高く既に千年前延喜の制に国幣大社に列せられ一宮として亦広く金之總本宮として崇敬厚い名社である
御社殿は関ヶ原合戦の兵火に遇いて炎上の為徳川家光公旧に復して再建され、明治維新の神佛分離令に依り堂塔は他に移建され今日に至る
本殿以下十八棟が国の重要文化財の建築である』
と記されていた。
楼門を入ると正面に舞殿が見えその向こうは、本殿を囲む廻廊が見えた。中に入り斜めから見ると舞殿の奥は、拝殿があり、拝殿の奥に本殿の屋根が見えた。補修後あまり年数が経っていないようで朱色が鮮明であった。拝殿で参拝後、境内をじっくり拝見した。