土佐国一宮 土佐神社

 土佐神社の所在地は、高知県高知市一宮しなね2丁目16-1で、JR高知駅の北東、直線距離で約4kmのところにある。
 式内社(大社)で、旧社格は国幣中社である。主祭神は、次の2柱である。
  ・味鋤高彦根神(あじすきたかひこねのかみ)
  ・一言主神(ひとことぬしのかみ)

 境内に由緒書きはあったが、非常に簡単だったので、神社のホームページの由緒を転載する。

土佐神社由緒

 2012年10月28日、徳島の上一宮大粟神社参拝後、高知に向かった。当初の予定は、高知で宿泊し、翌日の29日に土佐神社を参拝する予定であったが、徳島での参拝が早まったので、高知に着いたときは、15時少し前だった。日暮れまでに時間があるので、土佐神社参拝を行うことにした。
 土佐神社は、高知駅から2駅後戻りした一宮駅の北方約1kmのところにある。
 切符を買うとき、"いちのみや"と言ったら、聞き取れなかったが何とか言って切符をくれた。ホームへ出たところ、どの方向の電車かよくわからないので、近くにいた女子生徒に「いちのみや」へ行くにはどの電車ですかと聞いたところ、「いっく」ですか。「いっく」ならこちらですと答えてくれた。「一宮」と書いて「いっく」と発音することを知り少々おどろいた。

 一宮駅から地図を見ながら北に向かって歩いた。

 楼門(国重文)を抜けると長い参道が続いていた。後から地図で測ってみたところ200mあった。

 参道の出口は6段の石段がありその先に境内入口の鳥居が見えた。鳥居の左手前に手水舎があったので、手を清めたてから鳥居へ進んだ。

 鳥居をくぐると正面は、拝殿であった。左手には、受付、右手には、鐘楼(国重文)があった。


拝殿(国重文) 左右に拝殿の翼殿が見える

 社殿は、拝殿−幣殿−本殿と続いているが、拝殿は、左右に翼殿を持ち横に長い。長宗我部元親により元亀2年(1571年)に現在の本殿・幣殿・拝殿(いずれも国重文)が完成したという。
 拝殿に向かって左側に志那祢(いなね)の森の案内板があり左側から廻るようになっていた。左側に行くと拝殿を斜めから見ることになり構造がよくわかる。左奥には、3摂社があった。中央が「西御前神社」、左側が「事代主神社」、右側が「大国主神社」である。

 左側を進んで行くと右手に本殿を拝観することができた。本殿の裏を通って右側に行くと礫石(つぶていし)があった。この石については、由緒に説明がある。

 参拝が終わると来た道を戻り一宮駅に着いたときは、17時だった。西の方にまもなく沈む夕日が見えた。その光で「いっく」を確認した。

 この日の夜は、スーパーホテル高知(\3,980)で宿泊し、翌日、JALの当日シルバーを利用して日立に帰った。 (2017/11/6)

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