国内最古の警察署庁舎
松江の実家の裏には、線香工場の建物があり庭の景観を損ねており、建物が高いので暗くなり陰気であった。線香工場の建物は、昔の警察署庁舎を移設したものであると以前に聞いていた。
解体前の庭の景観
昨年末、所有者が土地、建物を売却し、建屋の解体作業が始まった。実家へは、月に1回、3日程度しか行っていないので、解体がいつ始まったかわからないが、2月15日の時点では、実家側からは、解体による変化は見えないが、反対側から見ると周辺の建屋が解体され警察署庁舎本体が姿を現していた。
- 工場正面側の解体状況
- 実家側からは変化なし
郵便箱に解体・保存についてのチラシが入っており、「島根県松江市雑賀町にある初代松江警察署庁舎の保存を巡り、同市教育員会は、27日、現在地での保存を求める地元住民に対し、解体して建築部材を保存する方針を示した。」とあった。金がないようで、当面は、建築部材を保存するだけのようだ。
このチラシによると建物は、次のように記されていた。
「建物は1880(明治13)年の建築で、国内に現存する最古の警察庁舎。大正時代に同市殿町から雑賀町に移築され、幼稚園や線香工場などに使われた。」
4月になると実家側からも解体状況が見えるようになった。解体で現れた玄関は、実家側にあり、かなり意匠を凝らした玄関だったようだ。
- 実家側からの解体状況
- 警察署庁舎玄関
5月の半ばには、撤去が完了し、景観が全く豹変した。高い建屋がなくなったので、非常に明るくなり、また遠方の床几山が見えるようになり素晴らしい景観になった。
解体後の景観、素晴らしい。
でも、そのうち、2階建ての住宅が建ち、景観は悪くなるでしょう。 (2014/8/28)
その後の状況
その後、どんどん家が建ち見晴らしが完全にダメになりました。下の写真をみてください。春に庭木の剪定をしなかったので、庭木の感じが違います。 (2016/6/16)
家が建ったあとの景観
写真を左右に並べてみましょう。ココをクリックしてください。