2021.09.26
2002年、TOTOの一体形便器 ZG3 TCF9091L を購入し使用開始した。使い易く何不自由なく使っていたが、2021年8月26日、リモコンからの操作が出来なくなった。修理店へ修理依頼したところ、予備の部品が一切ないので、修理できない、新規購入しかないと。そこで、ホームセンター「山新」でTOTOの製品を購入し9月6日に設置した。便器はKQ、便座(ウオシュレット)は、TCF8CM77Aである。
「オート洗浄」は、旧便器にもあったが、新便器では、機能が異なる。
旧便器のときは、洗浄水を流さないで、便器から離れると自動的に洗浄水が流れた。通常の使用で洗浄水を流し忘れることはないが、子供とか年老いた老人などが、流し忘れたときは、自動洗浄してくれるので、安心であった。ココをクリックすると、旧便器の取扱説明書の一部を示するが、「オート洗浄」の機能は、「流し忘れ防止」である。
一方、新規便器の場合は、立って使用したときは、便器から30cm以上離れると水が流れるので、従来と同じである。ところが、便座に座ったときが、異なるのである。用を足して腰を上げて便座から離れると10秒後に水が流れるようになっている。10秒は、15秒に変更できるが、それ以上にはできない。
ココをクリックすると、新便器の取扱説明書の一部を表示するが、「オート洗浄」の機能は、「流し忘れ防止」ではなく、いわゆる「自動洗浄」である。
そもそも用を足した後は、お尻を水洗するので、あちこちに水滴が付着する。このため、トイレットぺーバーの拭き紙を3枚(筆者の場合)を用意しこれを使って水滴を拭き取る。これは、お尻を便座から離して行う。この操作は、早くて15秒、ゆっくりやれば、20〜30秒はかかる。ゆっくりやれば、水滴を拭き取る前に水が流れるので、最後の紙は流れないまま残る。これはまずいので、リモコンから水を流すことになる。この便器の場合は、洗浄水を流すと手洗いの水も出るが、パンツやズボンを上げる前であるから、手洗浄には早すぎる。身繕いが終わると、手洗浄したくなるので、リモコンから再度水を流し手洗浄することになる。何と3回も水を流すことになる。とんでもない動作である。
「便座から離れ10秒後に水洗」の10秒は、どういう根拠で設定されたものであろうか。全く、理解でない。
そもそもTOTOの設計者や関連する人達は、「オート便器洗浄」を使ってみたことがあるだろうか。実際に使ってみたら「便座から離れ10秒後に水洗」は異常と気づくはずである。それとも、TOTOの設計者達は、お尻が濡れたままパンツを上げるのだろうか。
9月25日、TOTOのお客様相談室へ電話して改善できないか聞いたが、申し訳ないだけで解決策なし。洗浄までの時間が短すぎるとのクレームはないかと聞くとないという。10秒や15秒だと正常に使えないので、ユーザのほとんどは、「オート洗浄」を「切」にして使っていると推定した。当方も「切」で使用するしかない。「流し忘れ防止」は諦めるしかない。